藤原竜也さん主演ドラマ「リバース」の第1話が4/14より放送されます。
公式ページ第1話のあらすじを読むとすぐに知りたいと思うのが、広沢の事故死の秘密ですね。
藤原竜也さん演じる深瀬和久、市原隼人さん演じる谷原康生、三浦貴大さん演じる村井隆明、玉森裕太さん演じる浅見康介、そして、10年前に事故死によって亡くなった小池徹平さん演じる広沢由樹の5人は、大学時代のゼミの仲間だった。
広沢を除く4人は、広沢の事故死の秘密を墓場まで持って行くと約束をしています。
大げさと思うかもしれませんが、この事故の秘密が公になれば、それぞれの人生が大きく変わるでしょう。
それは、直接的ではないにしても、この4人が間接的に広沢を殺したと言えるからです。
この記事では、原作小説を元にして、広沢の事故死についてネタバレします。
このスキー旅行で斑丘高原に行かないかと提案したのは、村井だった。
斑丘高原のスキー場は、長野県と新潟県の境に位置する有名なスキー場で、村井の叔父の別荘があった。
深瀬は、行くかどうか迷っていたが、親友である広沢も行くことになり、一緒に行くことにした。
ゼミ仲間で唯一車を持ていたのが村井だった。
運転は、免許を持っていない谷原と深瀬以外が交代ですることになった。
別荘には、バーベキューの道具もあり、炭や網、その他必要なものは、5人の中で唯一自宅暮らしの村井が用意することになった。
深瀬の役割は、コーヒーを用意することだった。
当日、集合場所に集まったがそこに村井の姿は無かった。
谷原の話では、村井が昨日事故に会ったということだった。
幸い、村井は無傷だったが、車は損傷してシートベルトをつけないまま助手席に乗っていた彼女は、フロントに頭をぶつけて、けがを負ってしまった。
中止かと思われたが、村井からは「みんなで楽しんできて欲しい」と谷原に告げられていた。
村井も事故処理が終わったら合流することになっていた。
車は、村井の母親の車であるヴィッツが用意されていた。
ドアのトランクを開けるとクーラーボックスの中には肉まで用意してあった。
広沢は運転免許を取ったばかりだったので、高速に乗って落ち着くまでは、浅見が運転することになった。
長野県に入って高速を降りて昼食をとることした。
昼食は深瀬お勧めのアルプス庵と言う蕎麦屋に行くことにした。
しかし、その道中に広沢は、斑丘高原豚のカツカレーという看板を見つけた。
広沢は、カレーなら三食でも良いと言うがカレー好きだった。
そこで、広沢はカレー屋に行き、後の三人は蕎麦屋に向かた。
昼食を食べた後、今度は広沢が運転することになった。
4人は、高原野菜市場に寄ることにした。
そこで、トマトやマッシュルーム、とうもろこし、明日の朝食のための自家製酵母パン、米粉を使用したパンを購入した。そして、小さな瓶に詰められているリンゴジャム、アルプスの天然エキスが詰まった蜂蜜も購入した。
朝食を作るのは深瀬の役目だった。
そんな中、山の天気は次第に悪くなっていた。
車を走らせていたが、カーブを曲がるたびに道は狭くなっていた。
しかも、外灯が全くなかった。
緊張感が増すドライブだったが、なんとか別荘に着くことが出来た。
悪天候のため、外でバーベキューをすることはできないが、部屋にはホットプレートまで用意してあり、部屋の中で夕食をとることにした。
谷原と浅見は、早々と缶ビールをあけた。
4人は、乾杯することになったが、深瀬と広沢は缶を手に取っていなかった。
深瀬と広沢は酒を飲むことが出来なかった。
深瀬は、20歳になった正月に叔父に酒を勧められ飲んだが、その後アレルギー反応が出て救急車に運ばれた経験があった。酒を飲めないことを知った谷原が味気ない顔をしていると、広沢が「やっぱ、俺飲むよ」と言って缶を手に取った。
広沢は、酒を飲むと寝てしまうため、遠慮していた。
4人は、夕食をとりながら子供のころの夢について語っていた。
そんな中、谷原の携帯電話が鳴った。
村井からだった。
その時、トレイの肉は既になくなっており、しまったという顔をみんなしていた。
村井からは、西斑丘高原駅に到着したので迎えに来てほしいと言うことだった。
谷原は、酒を飲んでいるため、タクシーを呼べと村井に伝えた。
それを聞いた村井はキレて、「誰が別荘や肉を用意したと思ているんだ」と言った。
谷原は、「浅見か広沢を迎えに行かせる」と言って電話を切った。
谷原は、二人に目をやると、浅見が「俺は無理だからな」と言った。
浅見の前には、空いた缶ビール4本が置いてあり、グラスには赤ワインが注がれていた。
谷原は、申し訳なさそうに広沢に「行ってくれないか」と頼んだ。
それを聞いた深瀬は、「こちらでタクシー会社に電話して、西斑丘高原駅まで行ってもらおう」と言った。
しかし、広沢は「俺、行くわ」と言った。
深瀬は、広沢にコーヒーを淹れたサーモカップを差し出した。
そして、「こんなことしかできなくて、ゴメン」と言った。
広沢は分厚い木のドアを開けて、出発した。
3人は、広沢と村井を待っている間に、深沢は朝食用に買っておいたパンを使って、村井のためにサンドイッチを作っていた。谷原と浅見は、後かたずけをした。
深沢は、広沢にメールで村井のためにサンドイッチを作っていることを伝えた。
そして、広沢が別荘を出て一時間がたったが、まだ戻ってこない。
3人は、そろそろ帰ってくる頃だと思っていた時に谷原の電話が鳴った。
電話は村井からだった。
村井からは、1時間たっても広沢が駅についていないと告げられた。
谷原は、広沢に電話を掛けたがつながらない。
谷原が「もしかして、谷底に・・・」と言うのを浅見が制止した。
心配になった、3人はガレージの自転車で様子を見に行くことにした。
しかし、ガレージには自転車が2台しかなく、深沢は別荘で待つことになった。
別荘で待つことになった深沢は、何かしてないと不安だったため、サンドイッチを作り続けた。
しばらくすると深沢の電話が鳴った。
広沢ではないかと思ったが浅見だった。
浅見は、「しばらく帰れそうにないんだ」と言った。
浅見は、「自動車がカードレールを突き破って転落した痕を見つけた」と言った。
崖の下では、何かが燃えている気配があった。
深瀬は、別荘を飛び出して現場へ向かった。
暗い山道を日が昇るまで走ったが、広沢に会うことはできなかった。
燃えた車から出てきた遺体は広沢だった。
深瀬は、気を失うほど走ったが遺体の確認にも立ち会うことが出来なかった。
事故後、深瀬、浅見、谷原、村井の4人は警察から事情聴取を受けた。
4人は、警察に広沢が酒を飲んでいたこと以外を全部話した。
4人は、事実を隠ぺいしたのだ。
以上が、広沢の事故死のネタバレになります。
この事件から10年後に、深瀬の自宅に「人殺し」という張り紙がされていた。
4人以外にこの真実を知る人物はいないはずなのに、なぜ、深沢の家に告発文が貼られたのか?
この告発文は、他の3人にも届きます。
この告発文を送ったのは、いったい誰なのか?
次回の記事でネタバレします。