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- 2019.11.25 Monday
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JUGEMテーマ:最新ドラマ!!!
悦子は、校閲指示書とゲラを受け取り題名と著者名を確認した。
それは、「Lassy」で連載していたファッションエッセーフロントライン登紀子の初校ゲラだった。
連載していたファッショエッセーがついに単行本化されるようだ。
悦子は、「Lassy」の愛読者であり、8年前連載開始となったこのエッセーを初回から読んでいた。
内容もすべて覚えていた。
しかし、読み終わった後、なぜか満足感がなかった。
フロントライン登紀子のゲラの締め切りが迫っていた。
悦子は、校閲内容をゲラに書き込んだが、読まなくても憶えていた。
悦子は、リアルルタイムで読んでいた時には、鵜呑みにしていたが「ティアニーをこき下ろす文章」、「子供のころから本物を身に着けるべきと書かれたエッセーの締めくくり」等、今は違うと思った。
自分以外の人がこれを読んだらどう思うかと考えた。
私は校閲、内容の是非について口出しはいけない。
二日後、外交に出した。
悩んだ結果、悦子は編プロの担当に宛てて手紙を書いた。
1.連載の開始から「淑女の羅針盤」を読んできた読者だっったこと
2.フロントライン登紀子の信奉者であること
3.今の時代に「Lassy」を読む20代のOLたちに向けてこの本をだしてもほぼ同意が得られないであろうこと
4.今後Toxxyの顧客になるであろう層を逃しかねないこと
その年のクリスマスイブは、悦子にとって最悪となった。
「淑女の羅針盤」の再校は、編プロ側から「河野悦子さん以外でお願いします」という指定つきで校閲部に回ってきた。
悦子が手紙を送ったことにより、フロントライン登紀子を怒らせたようだ。
悦子は、この失敗により、編集部への異動が遠のき、更に雑誌校閲へ異動となった。
悦子は、雑誌校閲に異動しても文芸から離れられなかった。
もしかして、「Lassy」の担当と化させてもらえると思っていたが、その真逆ともいえる雑誌「週間-bon」だった。
「週間-bon」は、読者ターゲットが50代〜70代男性のゴシップ系の雑誌である。
悦子の担当は、連載小説と各種コラム、そして文化面の特集記事だった。
悦子は、フロントライン登紀子に大ファンだからこそ自分の想っている本音を手紙に書きました。
しかし、その想いはフロントライン登紀子には伝わらずに最悪の結果となってしまった。
そして、信頼している部長からも「失敗しちゃったね。越権行為だよ。」と言われてしまった。
その言葉が、悦子の胸の奥まで刺さった。
このシーンですが、ドラマでもとても辛いシーンになりそうです。
涙を必死でこらえる悦子の想いにグッときました。
本日のネタバレした内容は、原作の校閲ガールの内容ですが、続編である校閲ガールトルネードでは、この失敗がキッカケとなり「Lassy noces」編集部へ異動となります。
常勤していたベテランの外部ライターが産休と育休に入ってしまい、1年くらい仕事ができない状況となったため、悦子が臨時で編集部へ異動となったのです。
しかも、フロントライン登紀子が代わりの編集者として悦子を推薦したのでいた。
悦子の想いは、少なからずともフロントライン登紀子に届いていたようです。
地味にスゴイ!校閲ガール最終回ネタバレ!悦子と幸人の恋の結末は?キスシーンは?
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