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真木よう子さん主演ドラマ「セシルのもくろみ」ですが、ヴァニティのトップモデルの吉瀬美智子さん演じる由華子の卒業が決まり、これからどうなっていくのか気になるところですね。
由華子の後を受けて、真央がヴァニティのトップモデルへと駆け上がっていくことができるのでしょうか?
私の記事ですが、原作小説を元にネタバレします。
まず最初に原作小説とドラマの違いについて、触れておきます。
一番の大きな違いは、主人公である宮地奈央をキャラ設定が大きく異なります。
ドラマの奈央は、演じている真木よう子さんのキャラクターに近づけたのか、男勝りで完全に体育会系女子ですね。
一方原作ドラマでは、本当に普通の主婦が偶然にも読者モデルのオーディションに合格して、読者に最も近いモデルとして、ヴァニティの中で存在感を高めていきます。
おしとやかな女性で、夫の期限を伺いながらモデル業を営んでいる感じです。
芯が弱い女性が、徐々に成長して、野心やプライドを持って仕事に取り組む姿が描かれています。
ドラマでは、完全に夫が妻である奈央のご機嫌を伺っている感じですね。
そのため、原作小説の奈央の方が視聴者は親近感が描けると思います。
視聴率にも表れていますが、このキャラ変更が裏目となってしまった感があります。
そして、ドラマにおいて、奈央はフリーライターである沖田江里との関係が非常に強いですね。
二人が、一緒に共鳴して成長を続けている感じを受けます。
伊藤歩さん演じる江里ですが、W主演と言っても過言ではない位置にいると思います。
原作小説では、奈央の成長は南城編集長や由華子の存在がとても大きいです。
奈央は、南城編集長に対して、恋心さえ抱いています。
ドラマでは、そんな展開は考えられませんね。
しかしながら、奈央のとてもピュアな気持ちが描かれており、この部分についてはドラマでも再現してほしかったなと思います。
ドラマと原作小説では、ストーリーの展開が一部異なります。
そのため、本日の記事では、原作小説に予想を加えてネタバレしたいと思います。
セシルのもくろみ最終回結末ネタバレ!
南城編集長が、由華子のためにアラフィフ世代向けの新しい女性誌を立ち上げる話も出ていた。
由華子もその気になっていたが、不況の煽りもあって、広告を集めることが難しくこの話が流れてしまった。
また、由華子はヴァニティのイメージが強いため、なかなんか他社への移籍も難しい状況だった。
結局、由華子はヴァニティを卒業することになった。
そして、由華子の卒業とともに、ヴァニティは紙面の大幅なリニューアルが決定した。
すでに、二人の新しいモデルが来て、新しいページを持つことになった。
また、この二人の新しいモデルも次の表紙モデルの候補になっていた。
ヴァニティは、今までの幸せな奥さんってスタイルから何でもありのアラフォー女性誌に変わろうとしていた。
奈央も含めたモデルは、これからどんどんモデルの入れ替えが行われることを恐れていた。
しかし、奈央は口には出して言えないが、ヴァニティの表紙を飾ることを夢見るようになっていた。
この様な状況で奈央は、南城編集長からランチに誘われた。
南城編集長からヴァニティのモデルらしくなってきたと言われた。
しかし、「もっと個性を出さなければ、周りのモデルたちに埋もれてしまう、イメージチェンジをお願いしたい」と注文をつけられた。
これからの時代は、綺麗だけのモデルではなく、生き方そのものに読者が共感すようになる。
奈央は、モデルプラスアルファ自分が何ができるか考えた。
そして、奈央がプラスアルファとして考えたのが、新しいものでは無く、古いものを手入れして、世代を跨いで受け継いでいく方法について学ぶことだった。
それを聞いた南城編集長は、レガシエ(遺産)と呼んだ。
奈央は、自己流だが本を読んだり、インターネットでいろいろ調べていた。
いつか、自分のページが持てるようになったら、そのことを書いてみたいと思った。
由華子が卒業して、リニューアル後の一号目のヴァニティの売上げはがくんと落ちた。
そして、二号目、三号目になっても売上げは低迷していた。
そんな中、ライターの江里からランチに誘われた。
そして、ヴァニティを辞めるということを伝えられた。
江里は、チャンスがあれば、次のステージに進みたいしキャリアアップして新しいことにチャレンジすることを考えていた。
江里は、他の女性誌に行くことが決まっていた。
その女性誌は「ジョワイユ」と言う新しく創刊される雑誌だった。
奈央は、そのことを黙って聞いていたが、内心では仁義に反するとして否定していた。
江里の話では、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクも「ジョワイユ」に数人移ることになっていた。
また、ヘアメイクのトモにも声がかかっているようだった。
そして、江里は奈央にも「ジョワイユ」に移籍することを勧めた。
更に、今から「ジョワイユ」のエグゼクティブ・エディターに会って欲しいと言われた。
そして、「ジョワイユ」のエグゼクティブ・エディターとして、奈央の前に立っていたのは、由華子だった。
由華子は、「奈央と一緒に仕事をやりましょうね、私も奈央さん向けの企画を沢山考えてるの」と言った。
そして、ゆっくり考えて後日返事をすることになった。
数日後に撮影があり、奈央はトモのメイクを受けていた。
トモの方から、「由華子がジョワイユのエグゼクティブ・エディターに招かれた」ことを改めて知らされた。
トモにも引き抜きの話が来ていたが、奈央と同様に迷っていた。
噂では、由華子のライバルだった舞子にも引き抜きの話が来ていた。
奈央は、ヴァニティがこれからどうなってしまうのか、心配になった。
撮影が終わると南城編集長がお茶に誘ってきた。
南城編集長からレガシエの進捗について訊かれた。
奈央は、少しづつ勉強していることを伝えた。
南城編集長からは、ずっとヴァニティを支えていってもらいたい」と言われた。
そして、ここでも由華子の話が出た。
南城編集長もまさか由華子がエディターの道を選ぶとは思っていなかったようだ。
そして、南城編集長は奈央に「ヴァニティ」をどう思っているか訊かれた。
奈央は、最近のヴァニティは、「読者の手に届きそうにない商品ばかりを扱っており、読み物ページや読者のページが省かれるようになった」と指摘した。
また、「リニューアルする前のヴァニティは、読者と一緒に作っていく雑誌だった」と言った。
南城編集長は、「近々役員との会議があるので参考にさせてもらう」と言った。
そして、一週間後トモが慌てて、奈央の元に駆け寄った。
トモは、「南城編集長が降ろされた」と言った。
南城編集長の異動先は、資料室だった。
南城編集長は、異動することに対して、チャンスと考え前向きにとらえていた。
送別会についても、会社を辞めるわけではないという理由で開かれなかった。
奈央はスタジオを出て、駅に向かう途中でピアスを忘れたことに気が付いた。
スタジオに戻ると南城編集長が立ち尽くしていた。
奈央は、南城編集長をお酒に誘った。
奈央は南城編集長が降ろされたことに対して納得していなかった。
そのため、やけ酒が飲みたかったようだ。
南城編集長は、「半年資料室に在籍して、子会社に出向だ」と言った。
奈央は、「南城編集長がいないヴァニティは嫌だ」と言った。
その言葉に、南城編集長は声を詰まらせ、奈央に「ありがとう、嬉しいよ」と言った。
そして、南城編集長が「帰ろう」と言った。
しかし、奈央は「私、これからとても馬鹿なことを言います」と言った。
「私、帰りたくありません。南城編集長とふたりになりたい・・・」と続けた。
奈央は、自分が何をしているのか考えることをやめた。妻であることも母であることも忘れることにした。
二人は、一人の男と一人の女の関係になった。
それから、一週間後に青山のカフェで奈央は、由華子に会っていた。
奈央は、「ジョワイユ」への移籍の話を断った。
奈央は、由華子に「綺麗になった、強くなった、プロの顔になった」と言われた。
そして、奈央はトモに「ヴァニティ」のモデルを続けることを話した。
トモもまた、「ヴァニティ」のヘアメイクとして残ることを決めていた。
奈央は、トモが残ることに内心ホッとしていた。
今日の撮影は舞子と一緒だった。
舞子もまた、「ヴァニティ」に残ることに決めていた。
奈央は、舞子の言葉には皮肉さや辛辣さはあるが、彼女なりの仁義があることを理解した。
奈央の気持ちの中には、由華子にも舞子にも負けたくないと言う気持ちが芽生えていた。
奈央は、カメラマンがシャッターを押しフラッシュを浴びる瞬間を楽しいと思えるようになっていた。
以上が原作のセシルのもくろみの最終回結末ネタバレになります。
原作では、奈央は南城編集長と一夜限りの男女の関係になります。
この部分ドラマでは、本当は外してほしくないのですが、現状のストーリーの進行から見ると外されると思います。
結末ですが、奈央が「ヴァニティ」のトップモデルになるまでは描かれていません。
タイトル「セシルのもくろみ」が現している通り、主人公である奈央がトップモデルになりたいと言う野心を持つまでが描かれています。
ドラマでは、奈央は江里と一緒に頑張ってきましたので、この二人がお互いにライバルとなることはちょっと考えにくいです。
そのため、原作とは全く異なった結末になると予想します。