現在、ドラマでは第8話まで放送されました。
本日は、最終回まで一気にネタバレします。
先週、第8話のネタバレ記事を書いたのですが、第9話分までネタバレしてしまったため、今回は最終話までネタバレします。
美和の最後の願いは、「恭子と友彦が愛し合っていることを証明して、二人で猶予を勝ち取って欲しい。」でした。
この第8話ですが、美和がどのように使命を終えるのかが見所でした。
美和は、最初は少ない提供回数で使命を終えることができるのは、運が良いという受け止め方をしていました。
しかし、提供する瞬間を迎えると恐怖で体が震えていましたね。
そんな、美和に対して恭子は「わたしが最後まで見守っているから大丈夫。」と懸命の励ましをしていました。
この場面ですが、みなさんも心を打たれたのではないでしょうか。
第9話では、美和の最後の願いを胸に二人は猶予を求めて恵美子先生のもとを訪れます。
では、最初に第9話のあらすじを見てみましょう。
ようやく一緒になることができた恭子(綾瀬はるか)と友彦(三浦春馬)。
介護人として働く傍ら、唯一の希望である“猶予”を目指して、恭子は恵美子(麻生祐未)の居場所を探し始める。
友彦の次の提供が決まる前にどうしても恵美子を探し出さなければ…と、焦る恭子。
やがてそんな苦労の甲斐もあって、恵美子が住んでいる所を突き止めた2人。
お互いの愛を証明して猶予を勝ち取るために、友彦が描いた絵を持って恵美子のもとを訪れるが…
このあらすじを読んで気になるのが、二人は愛しあっていることを証明して猶予を獲得することができたのかがとても気になるところです。
そして、わたしは予告動画もみましたが陽光が無くなった理由も気になりますよね。
第8話でも恵美子先生は登場していましたが、なんだか希望の光を失ってしまった様子で、以前の龍子先生と同じように別人となってしまいました。
唯一の希望である猶予について、恭子は恵美子先生にそれを求めます。
恵美子先生は、これに対して「そんな事実は無い。」と答えます。
「陽光の生徒であり、二人の男女が愛し合っていれば、猶予を3年獲得できる」と言うのはただの噂だったのです。
恭子と友彦と同じ様に恵美子先生の元を訪れたり、手紙を送った陽光出身の生徒がいたそうです。
「期待しては、裏切られる結局未来を変えることができない」これがこのドラマです。
友彦が「のぞみが崎」の駅で恭子に「夢が叶わなくても、夢を持つことはそれと同じくらい良いこと」と言っていました。
「この言葉に納得するしかないのか?」
二人は、この恵美子先生の言葉に対して絶望します。
陽光学園出身者が特別扱いされていた理由は、陽光学園では、特に美術に力を入れていましたよね。
子供たちが作成した作品の中からマダムが気に入ったものを数点選び展示会を開いていました。
恭子の絵が壁に飾られていたのは、展示会の出典作品だったからです。
そして、この展示会を開くことにより陽光学園は社会的地位を築き、多くの出資者を獲得していたのです。
しかし、出資者はある時を境にして陽光学園への出資を行なうことをやめたのです。
資金を獲得することができなくなった陽光学園は、閉鎖に追い込まれたのです。
龍子先生が、友彦に宛てた手紙の中で「陽光学園は思った以上にあなたたちのことを考えている。」と書いていましたね。
陽光学園では、人間扱いされない提供者に対して、人間と同等レベルの社会的な扱いを求めていたのです。
ここまでが、第9話までのネタバレになります。
続いて、最終話(第10話)を原作をもとにネタバレしていきます。
最終話で気になるのが、
提供を控えている友彦はどうなるの?
恭子の提供が始まるのでは?
などではないでしょうか。
猶予を獲得すると言う光を失った二人にとって、もはや自分達の運命を受け入れるしかありません。
そして、友彦に対してついに4度目の提供の話しが来ました。
4度目の提供者に対しては、特別な扱いがあるようです。
しかしながら、4度目の提供は使命の終了!つまり死を意味しています。
ドラマの初回放送の冒頭シーンで、4度目の提供を終えた人を恭子が焼却して始末していたのを覚えていますよね。
この様な状況の中、介護人である恭子と提供者である友彦の間に隔たりが見られるようになります。
友彦は、介護人である恭子に対して「恭子も提供者になれば俺の気持ちがわかる。」とか「美和なら俺の気持ちがわかる。」など恭子を仲間はずれにするような発言をします。
そして、ついに友彦は恭子に「介護人をかえる」ことを告げるのです。
理由については、友彦は恭子に対して自分の辛い姿を見せたくないと言うのもありますが、考え方の隔たりも影響したかと思います。
残念ながら、原作の内容では恭子は友彦の最後に立ち会うことができませんでした。
そして、恭子は友彦の使命終了の知らせを聞かされてから2週間後に「のぞみが崎」へ行きます。
ドラマを見逃さずに視聴している方はわかると思いますが、忘れ物が流れ着くと言われている海岸です。
恭子と友彦が以前訪れた時は、海岸にゴミばかりが流れ着いていましたね。
そして、恭子はこの場所で友彦の姿を空想して涙を流します。
以上が原作のネタバレになります。
ドラマでは、どこまでラストを描くのか分かりかねますが、原作では恭子の提供が始まる前で物語は終了します。
みなさんはこのネタバレの物語について、納得できたでしょうか?
あまりにも切ないストーリーに言葉を失いませんでしたか?
ドラマでは、できれば原作をなぞる形ではなく異なった結末を期待します。
恭子、美和、友彦にもっと希望の光をあてて欲しいです。